土地転売に関することなら

土地家屋調査士とは、依頼を受けて不動産（土地や建物）がどこにあって、どのような形状か、どのように利用されているかなどを調査、測量する専門家のことです。図面の作成や不動産の表示に関する登記の申請手続きなどを行います。

土地転売や購入に発生しやすいトラブルとして、隣地との土地境界があげられます。土地は時間の経過とともに状態や形状が変化し、境界が曖昧になっているケースがあります。また、土地の権利に対する認知も曖昧になり、そうなってくると、さらに土地境界の特定が困難となりトラブルが起きてしまいます。そのため、土地を所有する場合、本来自分が利用できる権利の範囲や物理状況を正確に把握しておく必要があります。

不動産の表示に関する登記は、所有者にその申請義務が課せられています。しかし、その手続きはとても複雑で一般の方には理解しづらいものです。そこで、土地家屋調査士は、依頼人の要求に応じて不動産の表示に関する登記の申請手続きを代理します。不動産の物理的な状況を登記簿に反映するために、調査、測量の結果を踏まえ、建物を新築した場合における建物の表示の登記、土地の分筆の登記等の登記申請手続きを行っています。

土地家屋調査士は、不動産の状況を正確に登記記録に反映することによって不動産取引の安全の確保、国民の財産を明確にするといった極めて公共性の高いものです。